えぼ鯛の照り焼 牛蒡巻き
2017年3月16日

えぼ鯛のてりやき
えぼ鯛はなかなか面白い魚なのです。
日本中、どの地域でも取れるため、呼び名も様々。正式名称はイボダイなのですが、江戸訛りで「えぼ鯛」。
地域によって、メダイ(伊豆諸島)、アゴナシ(銚子)、ヨヨシ(宮津)、ウオゼ(大阪)、ウボゼ(関西・四国)、ボウゼ(徳島県)、シズ(愛媛)、アマギ(八幡浜)、バカ(高知)、クラゲウオ(兵庫県・広島県の一部)、シス(広島市周辺)、ナッカン(下関)、シュス(下関)、モチノウオ(福岡市)、モチウオ(長崎県)、ギチ(熊本)、コタ(鹿児島)とかなり色んなあだ名がついてる魚です。
最近では高級干物食材として大人気なのです。
しっとりとして、身離れがよく、旨味が強いためまさに干物のためにあるような魚なのです。
さて、そんなえぼ鯛ですが、優雅ではちょっと一品料理で照り焼き風にして見ました。
3枚におろしてから、水分を抜いて旨味を出してから天日干しにしてから焼き上げます。
牛蒡を巻いてありますが、牛蒡は香りを残しつつ、えぼ鯛の旨味を消さないように薄味で仕上げました。
ちょっとした一品料理ですが、しっかりと手間暇かけた優雅の一品。
ぜひご賞味いただきたいです。
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